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執筆者の写真はーにゃ

どっちの方向向いて仕事いる?なぜタッチケアなのか?



少し時間が空いてしまいました。


先週、北海道にぐるーみんしに行ってきました😚


「ぐるーみんしに」って言えるくらい、気持ちはかる〜〜く💕


でしたが、今回はなんと過敏がキツくてあまり外に出たがらなかった次男も行くということ。


そこだけ準備が必要でしたが、仲間のみんなも一緒です。

「なんくるないさ〜〜」


と思いつつの出発でした。


今回の旅の一番の目的は


「ちえみさんに会ってぐるーみんすること」


でした。


ちえみさんは、北海道初のぐるーみん講師です。


コロナ禍に突入した頃から、ぐるーみん認定講師養成講座もオンライン受講が可能になったのですが、その地域初の講師となると、


「ぐるーみんを自分が受けたことないまま修了」となることも多いのです。


ちえみさんはコツコツと地道にモデルさんと練習を重ね、課題をクリアし、画面越しでしたが「認定講師」となってくれました😊


いつも事務局さんとも話しているのですが、本当に本当に嬉しい瞬間です。


書籍に出会い、いてもたってもいられず私に直接電話連絡してくれたちえみさん🥰


私たちの視線の先にいる


「届ける方たちのその先の方たち」


に、一緒に届けたいと思ってくれる存在です


せっかくなので何かぐるーみんのイベントをしようということで、今回は「ぐるーみんカフェ」の開催を決め、


ちえみさんにも会場手配などたくさんお手伝いしてもらって準備をすすめていきました。


カフェには、はじめましての方もたくさんいらっしゃり、


ぐるーみんのタッチケアをしたり、


にくきゅうバンドワークショックでにくきゅうバンドを作ってもらったり、


子育てのお話しをお聞きしたり、、、


とても楽しい時間となりました。


今回はありがたいことに

「ぐるーみんセルフケアリーダー養成講座」

「おうちでタッチケアぐるーみん」

の講座開講のリクエストもいただき、レンタルスペースをお借りして開講することもできました。


今回のリーダー講座であらたにリーダーさんが2名誕生し、ぐるーみんセルフケアリーダーはのべ100名となりました。


おうちでタッチケアぐるーみん講座には4名の方が参加され、認定講師のみんなと元気にお伝えしました。


ぐるーみん講座にはダウン症の19歳の男性もお母様と一緒に来られたのですが、到着してしばらくは落ち着かず、頭突きなどの行動も見られていました。


講座が進み、モデルになってもらったりしている間にすっかりリラックス。ニコニコ笑顔になっていらっしゃいました。


ぐるーみんは当然ながら医療ではありません。

何かの治療をするわけではないのです。

そして「療育」でもありません。障がいのある方達を


「成長『させる』」ためのものではありません。


ただただ、ご本人の「楽」を目指して、


触れて、


リラックスしてもらって、


ちょっとのコツで体も使いやすくしていく。




そうすることで「休む」こともできるようになっていく。


それで勝手に成長したらしたで「それは良かったね」


ということになるだけです。


動けるカラダ、休めるカラダ


「ぐるーみん」


なのです。


動けることも休めることも、心の健康にも


直結しています。


そこははずせないポイントでそこに視線を向けて進んでいます。


普段、私たちの視線はどっちに向いているのでしょう。

自分自身に向かっていますか?子どもにまっすぐに向かっていますか?


自閉症、発達障害の方の筆談コミュニケーション用メモ帳を販売している「おめめどう」のアドバイザー大西さんがよくおっしゃっていた言葉


「どっちの方向向いて仕事してんねん」

その言葉が私の活動の根本を支えています。


実はそれを教えてくださった大西さんですが、先月、他界されました。

まだ信じられない気持ちでいるのですが、今回のブログは大西さんへの感謝の気持ちを込めてじっくり書いています。


仕事をするとき、私はどっちの方向を向いている?


もちろんお客様です。仕事の最中はお客様に全フォーカスしています。


忙しかったり、うまくいかないときなども、悩んだらそこに立ち返ることにしています。


心がざわざわと動く時も


「私はどっちの方向見て仕事してる?」


と自問したら す~~~っと落ち着くのです。

「だったらこうしてみたら」


が浮かんでくるのです。


その視点でお仕事上で関わる人のことも感じていくようにしています。


どんなに知識が豊富でも、実績があっても、能力が高い人でも

あきらかに向いている方向が違う方とは違和感が大きくなっていくのです。


じゃ、育児は?


私自身もそれが難しかった・・

障害のある子どもを育てていると


「社会に迷惑かけない子に育てないと」


「言うこと聞ける子に育てないと」


子供自身に向かおうとしている私の視線は、外野からの言葉や自分自身の偏見やまわりと比べる意識で無理やり外に向けられる・・


そっか、そうしないといけないのか。。


と私の視線は外を向いてしまう。


子供に視線が向いていない育児はどんどん本人からずれていきます。


「これができないと大人になってから苦労する」


「今、いうこと聞けるようにしないと」


「イヤでも頑張れるようにしないと」


特にはじめての育児で知的障害、自閉症、チック症などをもった長男と向き合った時の私は、それはもう偏った視線になっていました。


以前のブログで書いた私の子どもたちへの反省文をもう一度書きます。

私の子どもが小さかった時、上手にしゃべれたらこう言ったかもな。。。と思うのです

ーーー


前に進もうとしたら「止まれ」と言われ、

止まっていたら「前に進め」と背中を押され


食べてたら「こんなに食べるな」と言われ


食べずにいたら「ちゃんと食べろ」と言われ


右を向いたら「前を向け」と言われ


いやだと言ったら「我慢しろ」と言われ


がんばったら「もっとがんばれ」と言われ


「勝手にしろ」と怒られたから勝手にしたらもっと怒られ


どっちがいい?と聞かれたから選んだら

「こっちの方がもっといいんじゃない?」と言われ


だから 顔色見ながら正解らしきものを選んだら

「自分で決めなさい」と言われる。。。


僕たちはいったいどうしたらいいのだ。。


ーーーーー

こんな状態では、人生を主人公として生きていくことは困難です。

その日を生きるので精一杯にもなるでしょう。


そして子育てに関しては選択の繰り返し。

障害児の育児は子どもの人生がかかった選択肢も多く、

学校はどこにする?

放課後デイは?

どの支援を使う?

療育は?

趣味を持った方がいいよね、何がいいだろう?


などなど、本当に膨大な数の「選択」が必要になってきます。

自分自身についての選択、、、、そりゃ、、、後回しになりますね。


あなたから楽になりましょう

まずは楽になりましょう


と言われても、何をして楽になるのか?

それすらも選択です

自己決定疲労状態になっている方にはもう自分の楽を選択する気力は残っていないこでしょう。


どこかにでかけていく余力がないこともあるでしょう。


だからこそ、ぐるーみんはおうちでタッチケア、、、なのです。


家でできる

1秒からできる

自分から、、だけでなく子どもも一緒に楽になれる


そういう「楽」の選択肢の引き出しに入りたいんです。


私たちは救世主じゃないのです。

引き出しに入って待ってる「楽」をサポートするサポーターです。


みなさんどうか、どんどん楽になって「勝手に」幸せになってください

それが私たちの目指す道です


ーーーーー


今回も5回自問してみます


はーにゃ、あなたは一体どこに向かいたいの?

ぐるーみんを必要としてくれる方に届けたい


はーにゃ、あなたは一体どこに向かいたいの?

自分では情報を得ることが難しいひとたちの方向


はーにゃ、あなたは一体どこに向かいたいの?

別にぐるーみんに限らずなんだっていいんだよね


はーにゃ、あなたは一体どこに向かいたいの?

素敵なこの世界をみんなそれぞれ勝手に満喫できたらいいな

そのサポートだね



北海道の皆さん、そして関東から一緒に行ってくれた仲間のみんな、本当にありがとうございました💖

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